税理士に関するあれこれ

税金が世の中を支えている

経済は様々な税金によって成り立っている部分が多いため、いかに効率良く、かつ公平に税金を徴収できるかというのは非常に重要なことです。

そこで、それを実現するための専門家として税理士が存在し、日本の経済を支える役割を果たしています。

そのネーミングから税金に関する様々な業務を行っていることは容易に想像できますが、具体的なことまでは知らない人が多いでしょう。

将来お世話になる場面も必ずあるため、まずは基礎的なことから知っておくと効果的です。

・税理士の主な業務について

税理士の主な業務は、一般の企業や個人企業の税務調査や税務コンサルタント(いわゆるアドバイス)、青色申告や確定申告などの税務代理や税務書類の作成、基礎的な会計業務や後継者への税務教育など、他にも様々なことがありますが、とにかく幅広い業務をこなしています。

また、ただこれらの業務を行えば良いというわけではなく、誰もが納得する公平な租税の達成を常に意識しておく必要があるため、高度な知識と経験が必要となります。

税理士は、働く場所が幅広いことも大きな特徴です。

各種事務所を基本として、各企業の税務担当として入社することや経営コンサルティング企業、監査事務所や税務署など、どこででも活躍することが可能です。

どこで働くかによって仕事の種類や幅も少しずつ変わり、またキャリアとしての進路を決める際にも重要となるため、働き先を選ぶ際には将来も見越して選ぶ必要があります。

・どうすれば税理士になれるの?

税理士になるためには、非常に難しい試験に合格しなければなりません。

具体的には、会計の基礎となる簿記論と財務諸表論は必須科目として合格し、また法人税法と所得税法のどちらかは必ず合格、そして残りの選択科目から2科目の合格と、合計で5科目の合格が必要となります。

当然一つ一つの科目は難易度が高く、合格率が低いため中途半端な勉強では太刀打ちできません。

ただ、一つの科目に合格すると、それは永久的に有効なので、一つないし二つずつ合格しながら、何年かかけて5科目の合格を目指す勉強法が通常となります。

独学で合格することも不可能ではありませんが、より効率的に合格するためには、専門学校に通いながら勉強することになります。

専門学校を用いて働きながら勉強する人も多く、その中から毎年合格者が出ています。

税理士は税務のプロフェッショナルとして活躍しなければならないため、それになるための道も甘くはありません。

しかし、努力してなることができれば、一生涯にわたって社会に貢献できるようになるでしょう。

 

滋賀税理士

最終更新日 2025年5月20日