ここ数十年で、日本の女性の働き方は大きく変わりました。
専業主婦は激減し、結婚、出産後も女性が働きやすい社会へと変貌を遂げようとしています。
しかし、そうはいっても、やはりまだまだ日本では女性が働きやすい環境が十分に整っているとはいいがたいのも事実です。
お局様というような言葉は既に死語になり、長く会社に勤める女性がきちんと評価される体勢は整いつつありますが、それにひきかえ、子供のケアやサポート制度はまだまだ不足しています。
男性側が育児を理由に仕事をセーブするというケースはレアで、結局は女性が仕事を控える必要が出てくるというのもよくあることです。
また、未だに女性は重要ポストに就けなかったり、男性社員とは仕事内容が違ったりという会社も中小企業の中にはたくさんあります。
そういう女性たちの中で、ベトナムの求人を探すという動きが出始めています。
実際、ベトナムで働いている女性たちも、未婚既婚に関わらずたくさんいます。
ベトナムは、女性の社会進出率が非常に高く、女性だから家事をして家を守る、といった考え方はありません。
そのため、女性の働き方にも理解があり、子供を連れて会社に行ったりすることも普通のこととして認識されています。
また、女性だからと差別されることもありません。
特に、日系企業のベトナム求人を見てみると、縫製関係の仕事が目立ちます。
衣類の縫製工場などのマネージャー募集、工場長募集などですね。
こういった縫製工場で働くのはベトナム人女性がほとんどですから、同じ女性の応募を特に歓迎しています。
他にも、ユーザーカスタマーサポートなどの仕事も、女性が歓迎される職種です。
電話対応などが主になるため、やはり、男性よりも女性が歓迎されるのですね。
こういった点を魅力に感じてベトナムで働く女性たちは、現地で働く日本人女性のグループなどを作り、定期的に情報交換会を行ったりもしています。
異国で働く際に、そうした仲間がいるというのも心強いですよね。
最終更新日 2025年5月20日





