結婚が決まり、着々と準備を進めていきました。
式の準備と並行して、小物も揃えていきました。
結婚指輪も式で必要な大事なアイテムです。
指輪を普段はつけない私は、キラキラした宝石店の雰囲気だけで気分が良かったです。
仕事中は指輪をつけられないということもあり、高価な物よりも自分たちの気に入った指輪を選びました。
ペアで数十万する指輪もありましたが、私たちが選んだ指輪はペアで8万ほどでした。
それでも、二人が夫婦になる証だと考えただけで幸せでした。
普段、指輪をしている人から見たら安物かもしれません。
私にとっては、指輪の価値よりも二人の気持ちが大事なように感じました。
■子供ができた
指輪にお金をかけられない理由がもう一つありました。
まだお互いが若いということもあって収入が少ないことでした。
これから、結婚式の費用や新生活の為の家電製品を買わなくてはなりません。
結婚指輪にお金をあまりかけたくないというのが本音でした。
そして、指輪よりも結婚したあとの生活の方が大事でした。
結婚準備の最中に、妊娠していることがわかったのです。
まだ生活が安定しないのに、妊娠したことに不安はありました。
出産となれば、仕事も産休を取ることになるからです。
収入が減ってしまうことも考えてしまうと、安くできるものは安く済ませたいという考えでした。
久しぶりに指輪をしようと思ったのは、独身の友人に見せてあげたいという気持ちでした。
■指輪はサイズ直しが可能
妊娠中の私に指は、結婚した時よりも太くむくんでいました。
せっかく二人で選んだ結婚指輪でしたが、関節で止まってしまい全く入りませんでした。
高価な指輪だったら、すごくガッカリしただろうなとこの時に思いました。
出産した後も、指輪が入るかどうかを確かめてみましたが出産で体型も変わり太ってしまった指には入りませんでした。
今では、記念に飾ってあるだけといった状況です。
それを見た主人が、かわいそうだと思ったのか結婚指輪を新しく作り直そうと言い出しいたのです。
嬉しい反面、新しく指輪を買うとなると値段の方も心配でした。
結婚当初よりは安定してきたといっても、子供の費用は年々増える一方でした。
主人がせっかくそう言ってくれたので、指輪を見にさっそく出掛けました。
行ってわかったことですが、私たちの結婚指輪はサイズ変更ができるということがわかったのです。
新しく購入するよりも、サイズ変更した方が費用も安く済みます。
それに、この指輪をはめられるようになるというだけでとても嬉しい気分でした。
サイズが自分にピッタリになり普段は指輪をはめなかった私でしたが、今ではずっと指にはめています。
この指輪は、二人が夫婦でいる証だと思います。
その価値は二人だけが知っていれば良いことだと感じました。
一緒に生活をしていても、仕事をしたりで二人が離れている時間は長いです。
指輪を見るたび、相手のことを考えて信じて想うことができます。
相手を想う気持ちは目には見えないものですが、指輪でお互いがつながっているという感じです。
昔は指輪にお金をかけられませんでしたが、この先もっと太ってしまったり痩せたりした時は、指輪のサイズ変更をしていきたいと思っています。
女性は、妊娠出産を繰り返すとどうしても指のサイズが変わってしまうんだと実感しました。
環境が変化することが多いので仕方のないことですが、もし高価な指輪を持っていてサイズが合わなくなってしまった人はガッカリしないでリフォームしたりサイズ変更をしてみると良いと思います。
サイズ直しをした指輪をつけるようになって、今では結婚当初のような気分で毎日を送っています。
辛いこともイラッとくることもたまにはありますが、これからの困難を二人で乗り越えていくんだと指輪を見ながら奮起しています。
■女はいつまでもキレイでいたいもの
私はいくつになってもキレイでいたいです。
指輪が似合うように、だらしない格好をすることを辞めました。
子育てしているとどうしても、ゆるいズボンやラフな格好になってしまいます。
指輪をするようになって、子育てをしていても指先はキレイにしておきたいなと思うようになりました。
いつ誰が訪問してきても大丈夫なような服装を心がけるようになりました。
いつまでも私は、素敵な夫婦で女性でそしてお母さんでいたいです。
それほど高くない指輪ですが、お互いの気持ちが大事なんだと思います。
離れていてもお互いのことを思いやって相手の幸せを願っていけるような自分になっていきたいです。
これからもお互いのことを信頼して良い夫婦でいたいと思っています。
結婚式の時、必要なアイテムだからという軽い気持ちで買った指輪でしたが、年を重ねるごとに夫婦や家族の大事さを指輪を通して知ることができたんだと思います。
辛い時も楽しい時も、一緒の時間を過ごしていく結婚指輪をこれからも大事にしていきたいです。
最終更新日 2025年5月20日





